古希・喜寿の親へ贈るプレゼントに迷ったら|映像のギフトという選択肢

僕は定期的に地域の高齢者サロンや施設でボランティアをしています。その際に活動の様子を撮影し、ショート動画に編集して配っているのですが、これがとても好評なのです。

「いい記念になりました」
「こんな顔で話していたなんて」
「楽しかったので、形に残ってうれしいです」


みなさん、このようなリアクションをしてくれます。声がある。動きがある。笑顔がある。文字や写真では残せない「そのままのその人」が映像にはある。スマホで撮っただけの素材、しかも1~2分しかない物語でも、それはにじみ出るものです。

あなたは大切な人に映像を贈ったことがありますか?

映像の贈り物は喜ばれます。ただ、撮るにあたって大事なことがあります。

撮るなら、できるだけ早く。元気なうちに。

さらに言うなら、なるべくこまめに残しておくといいです。これは声を大にして伝えたいことです。人は年月を重ねると変わっていきます。声も、動きも、笑顔も。もしも認知症になったり、重い病気にかかったりしたら、言葉の豊かさや感情の機微が失われてしまう可能性もあります。その日は、あるとき突然に訪れるかもしれません。

だからこそ、今しか撮れないものを撮っておく。


僕自身、妻を亡くして最も後悔したのが「元気なうちに、もっと映像を残しておけばよかった」ということでした。何年、何十年と時が流れていくにつれて、妻の記憶はきっと薄れていってしまう。映像をこまめに撮っておいたら、この恐怖は少しでも和らいだのではと思っています。

撮られる側だけでなく、撮る側にも「残す」ことができる。それが映像です。

近年、スマホで動画を撮影することも珍しくなくなってきました。しかし、映像を日常的にプレゼントしている人はどれだけいるでしょう。おそらく、そんなに多くはないと思います。なぜか。

撮るきっかけがないから。
何を撮ればいいかわからないから。
撮影や編集に自信がない。または面倒だから。
撮られる側が嫌がるケースもあるかもしれません。

しかし、それはとても「もったいない」ことだと思うのです。

おすすめしたいのは、親の節目を迎えたときです。古希・喜寿といった長寿祝い、父の日や母の日、金婚式などの結婚記念日、定年退職。あるいは旅行や孫の誕生・入学といった家族のイベントがあったとき。いつもならカタログギフト、旅行券、食事券を贈るタイミングで「映像のギフト」という選択をしてみるのはどうでしょうか。

これで撮るきっかけは作れます。また、何を撮っていいかわからない、撮影や編集に自信がない、面倒という方は専門家に依頼すれば解決します。撮られる側が嫌がっても、こう言ってみてください。

「お父さんの人生を残しておきたい」
「お母さんの想いを形にしておきたい」
「孫が大きくなったら見せてあげたい」

ポイントは「残してあげたい」と親の目線ではなく、自分が「残したい」という表現にすること。最初は嫌がっていても、子供や孫のためならと心変わりすることがあります。

映像は消えません。食べてなくなるわけでも、使い切ってなくなるわけでもありません。データにして保存しておけば、かさばることもありません。いつでも、何度でも見返すことができます。

れが・しおんでは、撮影も編集も構成も全てプロに任せるプランと、自分たちで映像を制作できるよう支援するプランの両方を用意しています。料金プランの詳細はこちらをご覧ください。

近年は「アーリー終活」なんて言葉が出てきているようです。終活を始める時期はどんどん早まっていて、40代・50代から動き出す人も増えてきました。

しかし一方で、終活という言葉が持つハードルはまだ少し高いように思います。エンディングノートを書くにしても、生前整理を行うにしても、ちょっと覚悟が要りますよね。介護はどうする? 延命処置はどうする? お葬式は? お墓は? 人間関係は? 財産は? 残しておきたいものはどれで、処分していいものはどれ?

その点、映像は終活の入口にピッタリです。

家族が困らないように情報を残すことも終活ですが、家族が前向きになれるように想いを形にしておくことも終活なんです。

日常のほんの何分か、自然に過ごす姿を撮っておくだけでいい。僕はそれが終活の一番自然な始め方だと考えています。実際、映像をきっかけに昔話に花が咲いて、エンディングノートの話ができるようになったというケースもあります。

思い立ったが、終活。いつかではなく、今映像を撮ってみる。

もしも、あなたがこのコラムを読んで少しでも心が動いたなら、まずは相談だけでもしてみませんか。